会社を作って5ヶ月が経ちました

昨年、日本は自分たちにはどうしようもない大きな力で、今まで大切にしてきたものを一瞬にして失ってしまうことがあるということを身をもって体験しました。僕はその時に、人生一度きりなのでやりたいことを全力でやることに決めました。

そして、株式会社ヴェッテルという会社を立ち上げたのが8月。それからあっという間に5ヶ月が経ちました。忙しさにかまけてブログを書くのが久しぶりになってしまったのですが、会社を作ってからの5ヶ月について年始めに書いておこうと思います。

■株式会社ヴェッテルについて

分かる人には一発で由来が分かる名前だと思います。いくつか候補があったのですが、前職のミクシィを退職する際にとあるミニカーをもらったことがきっかけでこの名前にしました。スピードと情熱が大切なベンチャー企業にぴったりの良い名前だと思っています。

メンバーは、エンジニア3人(@MiCHiLU,@mainyaaと自分)に社外取締役1人(@kensuzuki)のスタートアップです。この他にフルタイムではないのですが、デザイナー、コミュ/イベントプランナーの方が関わってくれていて、現在6名のチームで活動しています。皆それぞれに独特な経歴を持った優秀な人たちで、まだ利益も出ていない生まれたての赤ちゃんのような会社のビジョンに賛同してくれて関わってくれています。

また、TechCrunchやTechWaveといったサイトに情報が掲載されたのでご存じの方もいるかもしれませんが、DeNAやmixiを創業したお二方、事情があって名前は出せないけれど国内で著名なWebサービスを創業した先輩起業家の方たちに多大な支援をしてもらっています。さすが、事業を成功させている方だけあって、彼らの適切なアドバイスには非常に助けられています。この他にも多くの方から助言をいただいていて、これ以上ないほどの人たちに支えられてヴェッテルは活動しています。

■picotube.tv について

で、その会社で何をしているのかというと、「picotube.tv」というサービスを開発しています。友人や趣味の合う仲間と一緒にリアルタイムでビデオパーティーが楽しめるサービスです。昨年、海外で流行ったturntable.fmというサービスの動画版といったら分かりやすいでしょうか。PODという仮想ライブ空間に集まったユーザーが、お気に入りの動画を流し合うことで、従来の音楽・動画サイトにはなかったライブ感を味わうことができます。また、自分で動画を流さなくても、シンプルに音楽を聴くためのソーシャルラジオとしても楽しめます。

このpicotube.tvですが、昨年の「TechCrunch Tokyo 2011 スタートアップバトル」というイベントで最優秀賞をいただきました。IT業界の人だったら誰もが知っているであろうTechCrunchが主催するイベントで、130を超える応募の中から一番に選ばれました。まだ招待制のベータ版なのですが、お陰様でいろいろなブログでも取り上げてくださっているので、ぜひこちらもご覧頂ければと思います。

※知人の方には招待状をお送りしているはずですが、もし届いてないよという方がいたらご連絡ください。すぐにお送りします。

 

と、ここまで読むと非常に順調なスタートアップで何も苦労してないように見えるかもしれませんが、この5ヶ月の間には本当にいろいろなことがありました。
まだこれからなのにと笑われるかもしれませんが、今までの人生でいうと軽く倍の1年分は働いた感じがします。思うように開発スピードが上がらなかったり、サービス自体の完成度が低くてどうしたらよいのか日々悩んでいました。自己資金で始めたので当然お金もなく、エンジニアを増やすなどできなかったので自分が他の人の2倍働けばいいやと思って、土日休日返上で週2日くらい会社に泊まったりして開発していました。

それでも開発は遅れて、今だから言えるのですが TechCrunch Tokyo の1週間前には出場辞退も考えていました。その時は本気で、イベントの準備にかかる時間を開発に当てた方がいいのではないかと思っていました。最終的には、鈴木健さんが出ても出なくてもいいんじゃないと言ってくれたお陰で、気が楽になり最小限の準備で出場したというかたちです。

結果的には多くの方にサービスを知ってもらうことができて正解だったと思います。ふつうスタートアップの作っているサービスなんて誰も知らないから、初めて会う人にはサービスの説明をして理解してもらうところで終わりなのですが、picotube.tvの場合は説明しなくてもいきなり意見をもらえたりしました。また、プレゼン動画を見たという方から直接連絡を頂いたことがきっかけで、継続的にアドバイスをもらえるようにもなったりもしました。

■エンジニアを募集しています!

しかし、それでもまだpicotube.tvは自分たちの考えるサービスにはなっていません。ヴェッテルの「テクノロジーを活用し、人々の生活を豊かにする」という会社コンセプトを実現するためには、さらに多くの努力が必要です。この創業期のヴェッテルで、夢を実現するために一緒に働いてくれるエンジニアを募集しています。

将来は自分で会社を作りたいという人はIT業界にそれなりの数いると思います。インフラコストが劇的に安くなった今、会社を作ることはとても簡単ですが、一人でいきなり起業してもうまくいかないと思います。起業に関して一番大切だと思うことは、まず相談できる人(メンター)をみつけること、同じような志向を持った仲間をみつけることです。自分の場合は、フリーランスで仕事をしていた時にベンチャー企業の仕事しか受けないと決めていて、そのおかげで非常に有能な人たちと出会うことができました。その時に関わっていた人たちに助けられて今がある感じです。

そのような起業マインドのある人は大歓迎なので、まずはうちのような新進気鋭のベンチャー企業で働いてみるのはどうでしょうか。僕自身、日本でもアメリカのように優秀なエンジニアがどんどん起業する流れを作りたいと思っているので、そのためにできるだけの協力をします!

もし興味がある方がいましたら、twitterで@weboo宛てか右のメールアドレス(Gmail)までご連絡ください。